みなさんこんばんわぁ~、指出毬亜でぇす(さしでがの挨拶)
最近裏声で声真似しながらさしでがを聴くのにハマってます
はい、お久しぶりです。
世間は年末ムードですが、年末ということで去年に引き続き厄介な企画に巻き込まれてしまったので、しぶしぶ筆を取った次第です。
とは言ったものの、書くネタが全く思いつかなかったので、今年何かやったっけな~と思い返しながらネタを探してみることにしました。
今年は社会人になったのもあって、金のかかることを始めた印象ですね。
ラブライブ!シリーズとパ・リーグがコラボ試合をするということで、長年封印していた一眼を引っ張り出し、望遠レンズをレンタルして女性声優や野球選手の撮影に赴いたり(エロ要素はありません)、声優ライブに行くために大量のCDを積んだり……
まあロクな金の使い方をしていないような気がしますが、そんなロクでもない金の使い道の中で、今回はこちらを記事にしていこうと思います。
★☆個人フラスタ☆★
皆さんフラスタというものはご存じでしょうか?
ライブやイベントの際に、会場のロビー等に飾られているデカい花のことですね。
声優やアイドルのイベントでは、ファンが演者に対してフラスタを送る、という文化が根付いています。
コロナ禍の影響で一時は影を潜めましたが、また少しずつフラスタOKのイベントが増えてきました。
一般的にフラスタはそこそこお金がかかるものなので、TwiPla等で同志を募り、共同出資で成り立っているものが多いです。
が、中には個人でフラスタを出す猛者もいます。
せいぜい1、2日しか飾られず、展示が終わればそのまま儚く散ってしまうようなものに数万をかけるなんて、正気の沙汰ではありませんよね。
自分もこんなものに手を出すなんて考えられなかったのですが、とあるきっかけから個人でフラスタを出すことになり、その結果想像以上に脳汁が出たので、記事に残してみようと思います。
1. 経緯
そもそもなんでフラスタを出す流れになったのか、という話ですが、それは2022年6月に投稿されたあるツイートに端を発します。
【お知らせ】7月2日開催「指出とサシで~SASHIDAY~」フラワースタンドのご対応につきまして。ご検討の際は、ご一読お願いいたします。
— 声優グランプリチャンネル (@seigurachannel) 2022年6月18日
※楽屋花・花束のご手配はご遠慮くださいませ
※プレゼント(お手紙含む)は各事務所様宛てにお送りください#さしさし#さしでいhttps://t.co/reFQnfW6td
このツイートにある「指出とサシで~SASHIDAY~」とは、数多の声優番組を牛耳る「顔声優グランプリチャンネル」内の番組の1つ、「指出毬亜の指出とサシで」初の単独イベントの名前です。
みんなも会員登録して、女性声優配信、見よう!
私はこのイベント(3部?制)に全通することが決まっており、イベント当日を今か今かと待ちわびている最中でした。
そんな中で告知されたこのお知らせを見て、「お!フラスタ出せるイベントが戻って来たのか~」と完全に他人事だったのですが、だんだんと興味が湧いてきてしまいました。
というのも、個人的に描いていたイベント開催記念イラストが、完成間近だったのです。
そしてその絵が、フラスタに乗っけるのにちょうどいいものだったのです。
しかし、実際に行動に移すにはいくつか大きな壁がありました。
・まずそもそもフラスタを出したことがないので、何をしたらいいのか分からない。
・告知が出た時点でイベントまで2週間しかない。
・金がない。
過去にフラスタ企画に協賛したことはありますが、自分が主催したことはなく、どういう業者に頼めばいいのか、費用はどのくらいかかるのか、といったことが完全に未知数でした。
その上、告知時点でイベント開催まで2週間しかなく、そもそもそんな近々のスケジュールで対応してくれる業者があるのかすら分からず、頭を抱えていました。
(金がないのは通常運行です)
結果的には無事当日にお花を贈ることができたので、その流れを書き記していきたいと思います。
(もし、發動して突発的に花を贈りたくなったオタクがいたら、参考になるかも?)
2. フラスタ制作の流れ
ここで、フラスタ制作の流れを簡単に紹介したいと思います。
フラスタ制作には大きく分けて、
・フラスタ本体制作
・イラストや名前のパネル制作
という2つの要素が関わってきます。
◎フラスタ本体の制作
フラスタの本体(本体って何?)の制作は、
「フラスタ専門のお花屋さん」
に依頼するのが一般的です。
フラスタはお花だけではなく、飾りつけの小道具や布地など、特殊な材料・工程が必要になります。
そのため、フラスタ制作を受け付けている業者は限られているのです。
例えばこんな感じ↓
見るからに「オタク向け」ですね。
フラスタの専門業者ということで、こちらの需要にジャストフィットしたものを提供してくれるのが強みでしょう。
一方で、所謂「街のお花屋さん」的なところでもフラスタを扱っているお店があります。
今回は、「フラワーギフト花ひろ」さんにお願いしました。
ここに決めた理由は次の4点です。
・23区内配送/回収無料
・価格が比較的安め。
・スケジュール的に問題ない。
なるべく費用を抑えたかったので、本体の価格が安く、かつ会場に近いところという条件で探していました。
別に送料がタダなら距離は関係ないかなという気がしますが、主催者側からの配送時間/回収時間の指定が結構厳しかったので、なるべく近い方がいいだろうということで、上野にお店を構えるこちらの花ひろさんにお願いしました。
こちらが右も左も分からず、かつ日程も2週間を切っているというところで、無理なご相談になるかな?と思っていましたが、親切に対応していただきとても助かりました。
◎パネル制作
よくあるフラスタは、ただ花をアレンジするだけでなく、イラストの描かれたパネルや、贈り先・贈り元の名前が書かれたボードなんかが一緒に乗っかります。
このボードは別業者(印刷業者)に依頼するのが一般的です。
今回は「キンコーズ」さんに依頼しました。
かなり大きな印刷業者さんで、名刺やポスターといった幅広いサービスを、全国各地で展開されています。
実は今回フラスタ制作を依頼した花ひろさんでは、このキンコーズさんと提携を結んでおり、
・パネル料金10%OFF
・花ひろさんに直接納入してくれる
というとてもありがたいサービスを行っています。
私のような地方在住民にとって、パネルを受け取って花屋さんまで持っていくという作業が必要ないのは非常に助かりました。
3. 経過
では、今回の異常贈花活動を日付を追って振り返ってみましょう。
6/20(月) 花ひろさんにフラスタ注文問い合わせ
ホームページ内の「ご注文(フラスタ)」から問い合わせを行いました。
右も左も分からない状態でしたが、とりあえずこんなイメージかな~と思いながら適当にラフを作って添付しました。
花屋さんとやりとりしながらデザインを決めていくこともできると思いますが、こちらからある程度完成品のイメージを絵で見せられるとスムーズにいくと思います。
↑ 添付したラフはこちら
ホームページに、「フラスタ 1段 ¥22,000~」とありますが、リボンや布地を追加したこのデザインでも同じ値段でした。
また、具体的な花のイメージを聞かれたので、ちょうどこの時期に指出さんがアジサイの写真を上げていたのを思い出してアジサイをリクエストしました。
6/23(木) キンコーズさんにパネルを発注
手配日の5日前までにパネルの現物が花ひろさんに着いている必要があるとのことだったので、この日に発注を行いました。
花ひろさんと提携しているのが上野広小路店か秋葉原店とのことでしたが、土日も営業している秋葉原店の方がよさそうということでそちらに注文をかけました。
今回のフラスタには、イラストパネルと名前パネルの2つのパネルを乗せることにしたのですが、花ひろさんと相談しながら、イラストパネルはB3、名前パネルはA3サイズにしました。
データはIllustrator(.ai)形式で入稿しないといけないので気を付けてください。
(自分は貧乏なので体験版でデータを作りました)
備考欄に花ひろさん手配の旨を書き込めば、直接納入してもらえます。
6/27(月) 花ひろさんに代金振り込み
代金の振り込みも手配日5日前までだったので、この日に代金を振り込みました。
4. 当日
そしていよいよイベント当日。
当日は朝イチ伊丹発の便をトクたびマイルで押さえていたので、朝4時起きで空港に向かいました。
イベント自体は昼からでしたが、物販が11時開始だったので、羽田のラウンジで時間を潰し、会場に向かいました。
ちなみに、主催者側から「フラスタは10~11時納入、20時回収」と決められており、その時間帯に納入いただけたみたいです。
ちょうど京急に乗って移動しているときに納入完了の連絡と、完成品の写真が送られてきて、かなり感動したのを覚えています。
なお、会場に着いてすぐに物販列に並んだのですが…………
想像以上に進みが悪く(スタッフの捌きがアレで)、なかなかロビーにたどり着くことができませんでした。
物販列の途中でエレベーターを挟むな。
やっとの思いでロビーまでたどり着き、そこで目にしたのが……
いやリボン斜めっとるやないかーーーい!!!!
泣きました。多分スタッフの人が移動させるときに斜めっちゃったんでしょう。
ちゃちゃっと手直しして撮り直したのがこちら。
ラフをかなり忠実に再現していただけました。
素晴らしい……
自分以外にも10個以上のフラスタが出されていました。
ほとんどの方が個人で出されており、自分だけじゃなかった…と少し安心しました。
男気あるよ(笑)
5. まとめ
まず、今回かかった費用ですが、
フラスタ本体 ・・・ 22,000 円
ボード ・・・ 7,326 円(2枚分)
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計 ・・・ 29,326 円
大体3万ですね。
想像よりは安かったですが、ポンと出せる金額ではないですね……
ただ、自分ひとりで出すとやっぱり出る脳汁が違うと思います。
特にイラストまで自分で描いているので、自分の創作物をいろいろな人に見てもらえるという高揚感があります。
最近ではフラスタの出せるイベントも増えてきているので、出せる機会も多いと思います。
金さえ用意できれば思ったよりも気軽に出せるので、皆さんも一度試してみてはいかがでしょうか?
Let's enjoy 異常贈花ライフ!